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山口ブログ№11[2018.1.1]

1月 4th, 2018

新年あけましておめでとうございます。

皆様のご多幸とご健康を心からお祈り申し上げます。
中小企業サポートネットワーク
「スモールサン」主宰、
立教大学名誉教授山口義行

新年のご挨拶を兼ねて、
ブログ№11をお送りします。

昨年は本当にお世話になりました。
とりわけ私の立教大学退職、
同大名誉教授就任に際し、
多くの方々から慰労、祝福を賜りました。
スモールサン会員諸氏の「暖かさ」が身に沁み、
厳しいながらもスモールサン活動を続けてきて
「本当によかった」と心から実感いたしました。
あらためて皆様に感謝申し上げます。

「ゼミ岐阜」が昨年新たに誕生するなど、
皆様のおかげをもちまして、
スモールサンも少しずつではありますが、
着実な成長を遂げております。

本年はスモールサンも「創立10周年」を迎えます。
スタッフ一同、新たな気持ちで、
中小企業支援に一層努力してまいる所存ですので、
引き続きの御指導御協力を
心よりお願い申し上げます。

ところで、皆様は
大晦日をどのように過ごされましたか。
NHKの紅白歌合戦で50歳の安室奈美恵が
引退を表明していましたが、その一方、
裏番組の「年忘れニッポンの歌」(テレビ東京系列)では、
70歳の歌手が「この歳までステージで
歌わせていただけていることに感謝します」と
現役続行の喜びを語っていました。

まさに人生それぞれ――
「オレはいつまで頑張ろうか」などと
ふと考えている自分に気づきました。


昨年は「中国特需」が日本景気をけん引


 さて、昨年は「中国からの需要」に牽引されて、
日本の製造業の好調さが目立った年でした。
昨年10月の共産党大会に向けて
中国政府が再び拡張政策を実施したこと、
さらに「国家半導体産業育成計画」を実行に移したこと。
これらが「中国需要」の背景でした。
そんな「特需」とも「爆買い」とも呼ばれた状態が
はたしていつまで持続するのか。
今年の注目点は何よりもこの点にあります。

また、中国の「半導体産業育成計画」が功を奏して、
日本やアメリカから買い付けた半導体製造装置によって、
中国で大量の電子部品が作られるようになった場合、
半導体は世界的な過剰生産に陥る可能性があります。
これは来年(2019年) 以降のことかとも思いますが、
景気局面を一変させかねない要因になりますので、
注視しないわけにはいきません。


今年の3つの注目点


 上記のことに加えて、今年は3つのことに
注目しておく必要があります。
1つは、すでに繰り返し述べてきたことですが、
「金融政策の転換」の可能性です。
4月には黒田日銀総裁の任期が切れます。
新総裁となればもちろんですが、
黒田続投となったとしても、
今年中には何らかの形で
現在の「異次元緩和政策」も
出口に向かわざるを得ないと思われるからです。

2つ目は、住宅関連業界の「景況感転換」の可能性です。
新設住宅着工戸数の対前年比減が続いています。
それでもまだ着工戸数は高い水準にありますし、
受注残もありますから、
いますぐ「不況」に転じる状況にはありません。
しかし、今年中には景況感が大きく変わる可能性が高いですから、
建設、不動産関係の方々は
そのあたりを見込んだ経営を考えておく必要があります。

3つ目は、技術革新が引き起こす産業構造の変化
これが今年あたりから徐々に
現実のものとして現れはじめるのではないかということです。
自動車業界はすでにEV化に向けて走り始めていますが、
徐々に中小企業にもその影響が出始めます。
AIやIoTを活用したシェアビジネスも
かなり伸展すると思われます。

こうした変化をどうチャンスにしていくか、
今年も経営者の力量が問われます。
2018年、ともに頑張っていきましょう。
           2018.1.1山口義行筆

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